






新しい家なのに倒壊する理由
「築浅の物件や、耐震基準をクリアしている家なら大きな地震が来ても安心」と思っていませんか? しかし、2016年の熊本地震では、比較的新しい「耐震等級2」の住宅でも倒壊したものがありました。
実は、家の強さは「築年数」だけでは測れないのです。
2. 「壁の量」よりも大切な「配置のバランス」
地震に強い家を作る際、多くの人が「壁をたくさん作ればいい」と考えがちです。しかし、もっと重要なのは配置のバランスです。家には「2つの中心」があるのをご存知でしょうか?
重心(じゅうしん): 建物の「重さ」の中心
剛心(ごうしん): 建物の「強さ(壁の配置)」の中心
この2つが離れていると、地震の揺れが「回転する力(ねじれ)」に変わってしまいます。
3. 「ねじれ」が家をドミノ倒しにする
重心と剛心がズレている(偏心している)と、地震の際、特定の角の柱や壁に設計以上の負担が集中します。 1箇所の壁が「ポキっ」と折れてしまうと、そこからバランスを崩し、ドミノ倒しのように一気に崩壊が進んでしまうのです。
これが、新しい家でも壊れてしまう大きな原因の一つです。
4. 解決策は「許容応力度計算(構造計算)」
では、どうすれば「ねじれない家」を作れるのでしょうか? その答えは、設計段階での徹底した構造計算(許容応力度計算)にあります。
一般的な「簡易的な壁量計算」では、このズレ(偏心)を厳密には計算しません。 一方で、許容応力度計算を行えば
・偏心を数値でしっかりと確認できる
・根拠を持って「ねじれにくい配置」を設計できる
・見えない構造部分の「本当の性能」を担保できる
5. 家族を守るのは「計算されたバランス」
家づくりにおいて、デザインや間取り、断熱性能などは目に見えやすい部分です。しかし、地震から家族の命を守るのは、目に見えない「構造のバランス」です。
これから家を建てる方、リフォームを検討されている方は、ぜひ「構造計算(許容応力度計算)」に基づいた家づくりを意識してみてください。
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